出発まで時間があったので、離陸するジェット機を眺めに空港の一番上まで登った。遠くからみると小さいジェット機が助走をして浮かび上がる。その瞬間は摩訶不思議。何度見ても飽きることがない。飛び立つというより、フワリと浮く感じで、その機体内側に百人からの乗客があることが信じ難い。航路が普及拡大した今、飛行機にのるのもバスに乗るのと大差ないけれど、ジェット機に初めて乗った人はそれはたまげたにちがいない。
などと沈思していた。
すると、ふとライト兄弟のことが頭に浮かんだ。彼らの発明から、たかだか100年程度で、ジェット機がビュンビュン飛ぶ時代。テクノロジーの進化の早いことか。はたまた遅いことか。
原子力発電所よりも、まず空飛ぶ飛行機を自在に作れるようになるのが順序なんじゃないか?そんなことが脳裏によぎった。