CREAMはコンセプトだった

CREAMをぎりぎり覗き見。
出立の前にチラシを見て「なんで英・日で名がちがう?」と思ったのです。

日=ヨコハマ国際映画祭
英=CREAM- Creativity for Arts and Media

藤幡正樹さんの電撃不参加宣言があったので、
その因とかも少しはわかるのではないかと薄ら期待をしつつ。
巨大展覧会にたいする倦怠をかかえつつ、会場へ。

ふたつの会場は、
BankARTにアート的な映像表現をまとめて、
新港ピアにより広い意味での映像の可能性を見る場が設けられていた。

BankARTは、シネコンならぬアートコンプレックスのような雰囲気の場となっていて賑やか。美術館のような静寂の中での作品鑑賞とはゆきません。でもわりと、うまく展示・構成されていたと思う。

気に留まった作品をリストすると、クリスチャンマークレーの「ビデオカルテット」、ポーリン・オルトヘテン、シャンタアル・アカーマンの作品、ワンジャン・ウェイ「人質」、山川冬樹「ボイスオーバー」、アルフレッド・ジャーの「静寂の音」、デュエル・ホプキンスの「サンデイ」、志賀理江子の「カナリア」。それと、「作家が出品を辞退したため、この作品はご覧になれません。」の立て看板。

新港ピア。IMAXばりの巨大スクリーン・シアターとラボスペースがすごい。特にラボスペースは活気にあふれていて、「祭」の趣があり、大人たちの「児童館」の様。ラボで鈴木クリさんに遇うことができて心躍る。人類学のなかで映像をどのように使っているかについて、映像人類学の川瀬慈さんの作品上映と講演が巨大シアターであったのでラッキーと思い拝聴。エチオピアの吟遊詩人ラリブロッチの夫婦を追ったドキュメンタリ、エチオピアの子供達をとらえた短編がすばらしかった。お話はいまいち。もう少し深く話してもらったらうれしかったのだが・・・。

ヨコハマ国際映画祭、思いもよらず長居ができる、祭りでした。
新港ピアの展開は、日本の「美術」という枠だと難しいのかな。
わりと作る人と見る人と近かったのが、ラボの雰囲気に反映していたんだろう。

次の映像祭は恵比寿。
こちらは美術館主体のお祭り。
第3回目にどのようになるのかな、期待。